- 大きな“いびき”
- 呼吸停止が起こる
- 頻繁に目が覚める
- トイレが頻繁(2型糖尿病になりやすい)
- 不眠症
- こむら返り(ふくらはぎに起こる筋痙攣)
- 熟睡感がない
- 起床時の頭痛
- 日中の耐え難い“ねむけ”
- 集中力の低下
- 突然の意識消失
- 前後の記憶不全
肥満、勃起機能不全、月経不順
大きないびきで寝ている人ってとても気持ち良さそうですよね。
でも本当は大間違い!
いびきは健康の大敵です。
睡眠時の一時的な呼吸停止(睡眠時無呼吸症候群?)は“いびき”をかく人に多い命の危機でもある病気です!
それに、“大きないびき”は「うるさい!」「眠れないじゃん」などと周りの迷惑にもなります。
しかし恐れることはありません!
いびきの原因がわかれば対処できるし、睡眠時無呼吸症候群でも改善策があります。
いびき・昼間の眠気でお悩みの方はぜひ最後までご覧ください。
エプワース眠気尺度(ESS)は日中の眠気評価を自己診断するために世界中で幅広く用いられています。
いびきだけでなく“居眠り運転”が心配な方などはぜひお試しください。
合計11点以上が病的過眠領域です。
病的過眠領域が治療を要するレベルになりますが、11点未満でも慢性的ないびき、睡眠中の呼吸停止、日中の頻繁な眠気などがある方は睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。
睡眠によって緊張の緩んだ軟口蓋や舌根が下に垂れると上気道(呼吸の通り道)が狭まります。
いびきはこの狭まった上気道を空気が通る時に起こる振動です。基本的に仰向けで寝た時に起こります。
気道が十分確保され、呼吸がスムースです。
快適な睡眠ができます。
気道が狭まりいびき発生!
充分な睡眠ができないばかりか、一時的な呼吸停止もあります。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性も…
いびきが習慣化している方はなんと2000万人以上!
そのうちの200~300万人の方が睡眠時無呼吸症候群だと言われています。
寝ている時に何回も呼吸停止されている方が大勢いるのです。
睡眠時無呼吸症候群
(SAS:Sleep Apnea Syndrome)
睡眠時無呼吸症候群は“いびき”の図にあるように、睡眠中に気道(空気の通り道)が塞がれて、呼吸が停止したり、止まりかけたりする状態が断続的に繰り返される病気です。
睡眠が浅くなり、脳への酸素供給も不十分となり、良質な睡眠がとれず、日中の強い眠気や集中力欠如などの状況が生じます。
睡眠時無呼吸症候群は睡眠障害国際分類(ICSD)では不眠症と同様“睡眠異常”という病気として分類されています。
一般的には医療機関で終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)によって睡眠中の無呼吸数や低呼吸数を測定し、その結果より診断します。
睡眠時無呼吸症候群は閉塞型・中枢型・混合型があり、歯科医院で予防できるのは閉塞型になり、その他は医科の分野になります。
閉塞型 | 上気道の閉塞が原因。肥満者に多い。 |
---|---|
中枢型 | 呼吸中枢の障害により呼吸運動自体が消失 |
混合型 | 閉塞型と中枢型の混合したもの |
閉塞型の睡眠時無呼吸症候群は、生活習慣病や肥満、顎の問題、扁桃腺肥大、アルコールなどの影響を受けます。また、肥満体形や首が短くて太い、顎が小さい方などに起こりやすいとされています。
睡眠中に十分な呼吸ができず熟睡できていないのですが、そういった自覚が本人にないことも特徴のひとつです。
肥満、勃起機能不全、月経不順
睡眠時無呼吸症候群は昼間の極度な眠気だけでなく、睡眠中に肺が十分機能しないため、血圧が上昇、血液も凝固しやすくなります。
呼吸機能の低下による低酸素血症(動脈血中の酸素が不足した状態)や高炭酸ガス血症(血中に炭酸ガスが蓄積した状態)が様々な合併症を引き起こす危険因子とされ問題視されています。
マウスピース形状の上下一体型のスリープスプリントを使用して“いびき対策”をします。いびきや閉塞型睡眠時無呼吸症候群に有効で睡眠時に装着することで快眠を期待できます。
歯型から製作するオーダーメイドのいびき対策専用です。
装着すると自然に下顎が前に出て舌が上がり、気道が広がって呼吸しやすくなり、いびきが改善されます。
快眠が得られ、さらに充実した日々を送れるようになります。
医科でおこなう睡眠時無呼吸症候群の治療には、就寝時にCPAP(シーパップ)と言う装置を使用する治療や、扁桃腺や軟口蓋を外科的に切除する治療がありますがどれも大掛かりな治療です。
スリープスプリントは4回程の通院、完成まで2週間程かかります。
お口の状態に大きな変化がなければ長期間使えて経済的です。
初診時
問診および各種検査、歯型・咬み合わせ採取、口腔内清掃
2回目
装着感をお聞きして調整します。
使用上の注意事項などを説明し、1週間程使用して様子を見ていただきます。
3回目 スリープガード完成
装着状態を確認し、必要のある場合は調整をして終了です。
単なるいびき対策の場合は自費診療になります。
どのような環境であっても周囲を気にせず就寝できる喜びは魅力だと思います。
翌朝のスッキリした目覚めのためにもぜひご利用ください。
携帯できる便利さを求めてスリープスプリントを選ばれる患者様が多数おられます。
お悩みの方はお気軽にご相談ください。
歯科のスリープガードも医科のCPAPも対症療法です。
睡眠時はスムースに呼吸できますが、原因を元から絶つ治療ではありません。
改善するには本来の原因を解消する必要があります。
病気の症状として表れている苦痛の緩和や問題の改善を目的としておこなう治療で、そのものを治す訳ではありません。例えば、風邪を引いた時の発熱を抑える薬、鼻水や咳を鎮める薬などは、症状を抑えるために服用する薬で対症療法になります。
閉塞型の睡眠時無呼吸症候群と診断される方の多くは肥満、つまり内臓脂肪型肥満です。肥満は高血圧・糖尿病・高脂血症などの重複発症率が高く(メタボリック症候群)、動脈硬化症(脳梗塞・心筋梗塞・狭心症・脳卒中)に発展する恐れもあります。
睡眠時間が短いと肥満になりやすく、肥満になると睡眠障害を起こしやすいというデータもあります。
スリープスプリントでぐっすり快眠
いびきのない安眠で“寝てるのに眠い”をなくそう!
疲労蓄積に注意! ストレス改善を!
生活の乱れは疲労を蓄積します。体内時計を意識して規則正しい生活を心がけましょう。
健康を意識した食事をしましょう!
暴飲暴食を避け、よく噛んで食べましょう。間食も控えましょう。
肥満の方は特に改善努力を!
適度な運動で健康増進を!
健康維持に最適な運動消費カロリーは1週間に2000Kcal、1日あたりだと約300kcalだそうです。
全身に良い影響をもたらす適度な運動を心がけましょう。
口腔や呼吸に関係する筋機能を鍛えてみよう!
いびきの多くは仰向けに寝た時の舌根や軟口蓋の沈下によるもので、口まわりの筋力低下も要因のひとつです。口腔筋機能療法(MFT)で口まわりの筋力の見直しも必要かもしれません。
当院は患者様の健康増進を意識した治療で日頃の生活を応援しております!
極度な“いびき”、昼間の“ねむけ”にお心当たりのある方は、お気軽にご相談ください。
矯正歯科治療の診療日は、
木曜日が月2回、土曜日が月1回です。
午後診療になり、どの週かは不定です。
詳しくは診療カレンダーをご覧ください。
急患の受付について
痛い時は我慢せず、お電話でご相談ください。
予約状況によりお待ち頂くことがありますが、当日中の応急処置が可能です。
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