口腔状態や要望に合せて製作する高品質な入れ歯!
自費の入れ歯は保険の入れ歯の問題点を構造や材質を見直すことで解消した入れ歯です。
保険制度の制約を受けないため、見た目や装着感が高まり、ぴったり合った最良の入れ歯ができます。
保険の入れ歯が合わない、馴染めないとお悩みの方には自費の入れ歯をお勧めします。
様々なタイプの入れ歯がありますので、一緒に考えながら製作しましょう。
装着感◎ 自費の入れ歯の定番!
フレーム(骨組み)が金属の薄くて軽い入れ歯です。金属床義歯は古くから改良が繰り返されてきた実績を持ち、様々な対応が可能な義歯の定番です。
強度に優れ、密着性や装着感が抜群で、熱伝導率も高いので食べ物の温度がすぐに伝わり味覚も楽しむことができます。
雑菌や汚れも付着しにくく衛生的にも非常に優れています。
コーヒーの美味しい温度は62~70度だそうです。
金属床と保険義歯の比較

フレームの金属材料は数種類、お口の状態や体質を考慮して製作できるので金属アレルギー対応も可能です。金属フレームは修理や増歯などの調整が容易です。長い間使えるのでコストパフォーマンスも優れています。
■ 金属フレームの種類OPEN
コバルトクロム合金
古くから使用されてきた実績のある金属で、丈夫で長期間快適な入れ歯を製作できます。
安価な金属なので金属床としては最も低価格ですが、発疹や皮膚炎などの過敏症の既往歴のある方、金属アレルギーの方には使用できません。
白金加金合金(プラチナ&ゴールド)
腐食に強く生体親和性の高いゴールドの特性と、強度の高いプラチナの特性を併せ持った合金です。
強度と弾性に優れ、体にもやさしく(生体親和性)金属アレルギーの心配がほとんどありません。
味覚を損なわない合金であることも魅力です。
プラチナアレルギーの方には使用できません。
チタン合金
非常に軽い金属でコバルトクロム合金の半分程度の重さしかありません。
丈夫で腐食に強い安定した金属で、生体親和性の高さから人工関節としても利用されており、金属アレルギーの心配もほとんどありませんし、味覚を損なうようなこともありません。
金属疲労も起こしにくく長期間安定して使用できる入れ歯ができます。
■ 白い固定バネ対応OPEN
部分入れ歯の金属の固定バネをメタルから熱可塑性レジンのアセタルを用いた白い固定バネにすることができます。アセタルは人工臓器などにも使用される安全性の高い樹脂です。白色なのであまり目立たず、金属バネと違って緩むことや、着脱による変形や歯の摩耗の心配もほとんどありません。
お使いの入れ歯の金属の固定バネを白いクラスプに交換することも可能です。
■ メリット・デメリットのご案内OPEN
- メリット
- 薄くてコンパクトな入れ歯ができる
- 密着性に優れ装着感が良い
- 熱伝導性に優れ食物の味覚を楽しめる
- あらゆる状態に対応できる
- 金属アレルギー対応も可能
- 丈夫で変形や割れなどの破損が起こりにくい
- 汚れや雑菌が付きにくく衛生的
- 発音しやすく会話も容易になる
- デメリット
- 調整や修理に時間がかかることがある
- 口腔内の変化に伴う定期的調整が必要
磁力で固定! ガタつかない快適入れ歯
入れ歯の土台となる歯根部に磁性金属を埋め込み、入れ歯本体に超小型磁石を取り付けた入れ歯です。
強力な磁力がガタつきを抑え、歯数が少なくても十分な維持が可能です。
入れ歯を固定する金属バネを必要とせず、見た目の良さと抜群の固定感を得ることができます。
■ メリット・デメリットのご案内OPEN
- メリット
- 強力な磁力でしっかり固定・維持できる
- よりコンパクトな入れ歯ができる
- 密着性に優れ装着感が良い
- 固定金具が必要ないため目立たない
- デメリット
- 残っている歯に金属を埋め込む必要がある
摩擦力で固定する小さな部分入れ歯
入れ歯の固定源の歯を成型して内冠とし、入れ歯に取り付けた外冠を被せて固定する入れ歯です。
内冠と外冠の微細な差異が摩擦力を生み、その摩擦力で入れ歯を固定します。固定原理の所以から茶筒式義歯とも呼ばれます。
精度と技術が求められる製作の難しい入れ歯で、確かな技術とこだわりさえあれば最良の入れ歯ができます。
■ メリット・デメリットのご案内OPEN
- メリット
- 装着と着脱が容易
- よりコンパクトな入れ歯ができる
- 密着性に優れ装着感が良い
- 歯そのものが固定源となるので目立たない
- 自分の歯に近い感覚で食事ができる
- 歯磨きなどの口腔ケアが容易
- 丈夫で変形や割れなどの破損が起こりにくい
- 汚れや雑菌が付きにくく衛生的
- 発音しやすく会話も容易になる
- デメリット
- 適用ケースが限られる
- 残っている歯を削り成形する必要がある
- 調整や修理に時間がかかることがある
目立たない! 軽い! 快適部分入れ歯
ノンクラスプ義歯は入れ歯を固定する金属バネ(クラスプ)のない部分入れ歯です。
やわらかい樹脂製の入れ歯で金属バネに相当する部分が歯ぐきに似せたつくりになっているので目立つことがありません。また、無味・無臭でアレルギーの心配もなく、違和感の小さい体にやさしい入れ歯です。
樹脂製なので金属床義歯と比較すると長期の使用に難があります。しかし、審美性と装着感に優れているのでエステ感覚で考える女性には人気の入れ歯です。
金属床義歯とバルプラストの比較

■ バルプラストについてOPEN
バルプラストは1956年にアメリカで開発されて以来、欧米を含む世界95カ国以上で認められ使用されてきた最も実績のあるノンクラスプ義歯です。日本では2008年4月9日に薬事認証を受け(株)ユニバルが総代理店となっています。
材質はナイロン12スーパーポリアミド(樹脂)で最大応力に達しても破断しない強靭さと弾力性を有しているので床の部分が薄い異物感の小さい義歯ができます。
歯ぐきに相当する部分も半透明で入れ歯と義歯の境がわからないくらいの自然観を持ちます。
米国 Valplast® Flexible Partials >>
日本 (株)ユニバル >>
見えない部分に金属補強をして装着感を高めることも可能です。(生体に比較的安全な白金加金合金の使用も可能)


■ メリット・デメリットのご案内OPEN
- メリット
- 固定金具がないので目立たない
- 密着性や柔軟性に優れ装着感が良い
- アレルギーの方でも安心
- 汚れや雑菌が付きにくく衛生的
- 発音しやすく会話も容易になる
- デメリット
- 支持力が若干劣ることがある
- 噛んだ時にたわむことがある(金属補強可能)
- 調整や修理に時間がかかることがある
歯にかける部分を透明にできる部分入れ歯!
バルプラストと同様、入れ歯を固定する金属バネ(クラスプ)のない部分入れ歯です。
高い耐久性と耐薬品性が必要とされる医療系の分野で開発された高性能ポリカーボネート素材をベースに開発された部分入れ歯です。
“見た目の美しさ”・“しっかり噛める”・“修理が可能”がコンセプトで患者様満足度の高い入れ歯に仕上げることができます。
歯を増やしたり補修が可能


入れ歯を固定する部分を破損しても容易に修理できます。また、使用中の入れ歯に人工歯を増やすことができるのもこの入れ歯の特徴です。
■ メリット・デメリットのご案内OPEN
- メリット
- 固定金具がないので目立たない
- 密着性や柔軟性に優れ装着感が良い
- アレルギーの方でも安心
- 汚れや雑菌が付きにくく衛生的
- 発音しやすく会話も容易になる
- 破損補修や増歯ができる
- デメリット
- 支持力が若干劣ることがある
- 噛んだ時にたわむことがある(金属補強可能)
- 調整や修理に時間がかかることがある
歯ぐきにやさしい快適入れ歯◎
シリコーン義歯は歯ぐき(顎堤)と接触する面をやわらかな生体用シリコーンで覆った入れ歯です。
“痛い”・“噛めない”などの問題をやわらかなシリコーンがクッションとなって解消し、また高い吸着性(密閉性)が“外れやすい”・“ガタガタする”などの問題も解消してくれます。
■ 生体シリコーンの特徴OPEN
当院では高純度ポリシリコンの製造で世界第2位のシェアを誇る大手総合化学
メーカー(株)トクヤマのグループ会社(株)トクヤマデンタルの義歯床用長期弾性裏装材(ソフリライナー)を使用しています。
義歯装着時の疼痛・吸着力・安定感などに長期間対応できるよう開発された生体シリコーンには次のような特徴があります。
ソフリライナータフ スーパーソフトの場合
- ゴム高度(ショアA) 24で、その軟らかさは痛みを抑えるのにかなり有効です
- 引裂強度9N/mm以上でちぎれにくく、耐久性に優れている
- 摩耗容量約0.25cm3と面粗れしにくく、汚れがつきにくい
- 接着耐久性に優れ剥がれにくい
入れ歯を固定する部分を破損しても容易に修理できます。また、使用中の入れ歯に人工歯を増やすことができるのもこの入れ歯の特徴です。
■ メリット・デメリットのご案内OPEN
- メリット
- あらゆる状態に対応できる
- 使用中の入れ歯への対応(改修)が可能
- 優れた密着性で装着感が良い
- 金属アレルギーに対応できる
- 発音しやすく会話も容易になる
- デメリット
- 調整や修理に時間がかかることがある
- 通常の入れ歯よりも汚れがつきやすい
入れ歯は患者様の満足が第一です。
お悩みや問題点をお聞きして快適な入れ歯づくりに励んでおりますので、お気軽にご相談ください。